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新型コロナ蔓延のピンチをチャンスに!?9月入学のメリットデメリットを考える。

 

 入学式のイラスト「女の子と家族」入学式のイラスト「学ラン・セーラー服の学生」

 

●テーマ

新型コロナのピンチを教育改革でチャンスに。
 

●概要説明

『記事内容』 

”国民民主党は新型コロナウイルスの感染拡大による学校休校を受け、9月入学・新学期への制度変更について議論するワーキングチームの初会合を国会内で開いた。
 
休校に伴う学習の遅れの解消や、秋入学が主流の海外と合わせて国際化を図る狙い。”
 
 

『詳細』

・諸外国の秋入学事情

そもそも4月9月の2パターンとは限らない。

シンガポールは1月だしフィリピンは6月。
ただアメリカイギリスフランスロシアなどは9月。多くの国が秋入学である。
 
なぜ海外は9月入学なのか
 農作業が落ち着く農閑期が 9月ごろだからという説。
 
なぜ日本は4月入学なのか
 こちらも農業が関係しているという説。
江戸時代の寺子屋は入学時期は定められず自由。
明治時代の初めになると、西洋と同じ9月入学が主流となりました。実はね。
しかし、1886年に政府が会計年度として四月スタート三月終わりにした。
なぜならば、税金収入源はコメ秋に収穫したコメを現金に換えて納税するためには一月では間に合わないから。諸説あり(大蔵省のインチキ説もある)。それが起源。
 
 
・休校に伴う学習の遅れの解消
そもそも勉強はどこでもできる。今の時代ならば尚更。
 
と思ったが貧困という問題を無視してはいけない。
どこでも勉強できるのはインターネットや冊子教材があるから。
 
つまりお金がなければどこでも勉強できるとは限らない。
 
 
また考えるべきは高校の学習遅れよりも小学校中学校の学習遅れ。
 
高校は義務教育ではないから自分でやれと思ってしまう。
(ただ推薦入試や教育改革による外部検定の点は考えるべき。インハイの中止や様々な行事の中止など勉強以外の大切なところを無下にされてしまうところを許容してよいものだろうか)
 
全国の小中学校の生徒に自主学習を求めた時に学校と同じような学びがみんなできるとは思えない。
 
 
 
教育格差を直すついでに国際化もできるよねという考え方が正しいと思う。
国際化に目を奪われ9月入学以外の方法でも是正ができる教育格差を二の次にしてはいけない。
 
 

●議論のテーマを掲示

これを機に9月入学導入に賛成か反対か
 
『利点』(考慮点)
・地域間の学力格差の解消。
 (別の方法がある?)
 
・国際化:海外からの優秀な学生や研究者を受け入れやすい。
 
・ピンチをチャンスに変えようという前向きな政策。
 (コロナ一本にすべき?)
 
『問題点』
全国で一斉にスタートしなければならないという規模の大きさ
 
危機的な状況下で政府は別のことを進めることができるのか
→費用の面、準備から施行までの時間の面。
 
早生まれ?いつ生まれたとかいろいろ変わってどうするのか
 
 
 
 
妹尾(せのお)昌俊(まさとし)氏の考える4つの問題点(YAHOOニュースの記事4/28)

https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20200428-00175660/ 

1半年間に思い出を潰された生徒もいれば、半年間に充実度を感じる生徒もいる。ここの対立。
 
2半年分の余分な学費生活費、働いていたら得られたであろう半年分の給与。
 
3半年分の人出不足が発生。いつもなら入ってくるであろう新規の労働力約100万人。
 
4コロナの中、制度改正に文部科学省の人材を割くことが可能のか
 
 
 
 
 
 
参考